静電エンコーダ
従来の光学式や磁気式のエンコーダと全く異なる新しい概念のエンコーダです。
とくに特徴的なのが移動子(ヘッド)に給電線が要らないので、ケーブルの引き回しが簡単になり理想的なシステムを構築することが可能です。
●超薄型・小型
センサー部の厚さはわずか0.2mmで、機械のちょっとした隙間にも設置可能。
●柔軟
回転軸などへ円筒状にスケールおよびヘッドを配置することが可能。
●簡単な設置
光学式エンコーダは一箇所に絞ったレーザー光の反射を用いているため埃などでエラーになったりするほか、設置においては厳しい取り付け精度が要求される。これに対して、静電エンコーダはセンサー部全体の面積を使って信号を検出するので、ごみなどの混入が多少あっても、センサー部が多少の角度ずれがあっても支障なく動作可能。
●低消費電力
発行素子などが無く大きな電流を流すデバイスが無い。
●高信頼性
スケール側から信号線を引き出すために、断線の危険性が無い。
さらに、センサー部は電極のみであるから、高温環境で使用可能。